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2.2 解説
nagforはnAG Fortranコンパイラへのインタフェースです。 コンパイラはFortranで書かれたプログラムを翻訳して、実行可能プログラム、 再配置可能なバイナリモジュール、アセンブラソースファイル、あるいはCソース ファイルを生成します。
modeにより動作が決定されます。(以下の中の一つ)
=C | Cソース・ファイルをコンパイル(及び/もしくはリンク)します。
この際に連携処理系として機能します。Cコンパイラへ、
指定されたABI及び/又は互換モードに適合したオプションを渡します。
これは、nAG特有のマクロを定義しない、
もしくはコンパイラ・ライブラリ・ディレクトリへの検索パスである#include を変更しない
=compilerモードとは異なります。
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=compiler | Fortranファイルのコンパイル(及び/もしくはリンク)を行います。何も指定を行わないとこのモードになります。 |
=callgraph | Fortranファイルのルーチンのコールグラフを作成します。(詳細は コールグラフの生成 をご参照下さい) |
=depend | Fortranファイルの依存関係解析を行います。(詳細は 依存関係解析 をご参照下さい) |
=epolish | Fortranファイルの拡張整形を行います。(詳細は 拡張ソース整形 をご参照下さい) |
=interfaces | 手続き引用仕様をINCLUDE ファイルかモジュールを含んだソースファイルとして生成します。
(詳細は
引用仕様生成
をご参照下さい。)
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=polish | Fortranファイルの整形(ポリッシュ)を行います。(詳細は ソース整形 をご参照下さい) |
=unifyprecision | ファイル内の浮動小数点及び複素数要素の精度を一元化します。 (詳細は 精度の一元化 をご参照下さい). |
現在のモードには適用可能でないオプション(例えばコンパイルモードの時に整形オプションが指定された場合等)は無視されます。
モードは、-mode= modeとして指定することもできます。 この機能は、ユーザーのコマンドプロセッサ(例えばzshなど)が等号に対して特別な意味を持つ場合に役立つことがあります。