nAG Fortran コンパイラ 7.2 マニュアル

 
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2.3 ファイルタイプ

末尾が‘.f90’または‘.f95’のファイルはFortran 90/95 自由形式のソースファイルとして、末尾が‘.f’, ‘.for’, ‘.ftn’のファイルはFortran 90/95固定形式のソースファイルとして解釈されます。 明示的に形式を指定する場合には-fixed(固定形式を指定)もしくは -free (自由形式を指定)を使用します。 末尾が‘.ff90’または‘.ff95’のファイルはfppによるプ リプロセシングを必要とする自由ソース形式のファイルとして、末尾が ‘.ff’のファイルはfppによるプリプロセシングを必要とする固定ソース 形式のファイルとして解釈されます。 Unix系の場合、 末尾が‘.F90’または‘.F95’のファイルはfppによるプ リプロセシングを必要とする自由ソース形式のファイルとして、末尾が ‘.F’のファイルはfppによるプリプロセシングを必要とする固定ソース 形式のファイルとして解釈されます。 (Mac OS X系とWindows系の場合、ファイル名中の大文字、小文字の区別はありませ ん。)

拡張子の付かないファイル名が与えられた場合、nagforはまず‘.f95’ の付いたファイルを捜し、それが見つからなかった場合には‘.f90’の 付いたファイルを捜します。

.c’で終わるファイルはCソース・ファイルとして取り扱われます。 =compilerモードでは、 -Sを指定してコンパイラから出力されたファイルが仮定されます。 その際、このようなファイルを適切に処理するために、 Cコンパイラへ-Dオプションと-Iオプションが渡されます。 =Cモードでは、連携処理系向けのファイルが仮定されます。 Cコンパイラへ-Dオプションが渡される事はなく、 またユーザが指定した-Iオプションが渡されます。 どちらの場合も、Cコンパイラへ渡されるオプションは、 ABIと互換モードのオプションに基づきます。

非組込みINCLUDEファイル及び#includeファイルはカレントディレクトリか、 もしくは-Iオプションで指定されるディレクトリに存在すると仮定されます。

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