2.23 引用仕様生成
引用仕様生成ツールは手続き引用仕様をFortranソースファイルより抽出し、
それらの引用仕様をINCLUDE
ファイルかモジュールを含んだソースファイルとして出力します。
この機能は“nagfor =interfaces
”として利用する事ができます。
引用仕様は-oオプションで指定されるファイル、
もしくはモジュールが生成される場合にはモジュール名と同じ名前で拡張子が‘.f90’のファイル、
INCLUDE
ファイルが生成される場合には‘interfaces.inc’に出力されます。
それぞれの場合において引用仕様はすべて一つのブロック内に存在します。
引用仕様生成ツールは以下のコンパイラオプションを同様の意味として理解します。 -132, -dcfuns, -double, -dryrun, -dusty, -encoding, -english, -f2003, -f2008, -f95, -fixed, -free, -help, -I, -i8, -indirect, -info, -kind, -max_parameter_size, -maxcontin, -mismatch, -mismatch_all, -nihongo, -nocheck_modtime, -nonstrict, -noqueue, -o, -openmp, -Qpath, -r8, -tempdir, -thread_safe, -u, -u=, -v, -V, -w, -xlicinfo
引用仕様生成ツールは全てのソース整形ツールのオプションを同様の意味として理解します。
以下の追加オプションは引用仕様生成ツールの振る舞いを制御します。
- -cmt_generation
- ファイルが生成された日付と時間を含んだコメントを
INTERFACE
文の前に追加します。 これはデフォルトです。 - -cmt_provenance
- それぞれの手続き見出し(
SUBROUTINE
もしくはFUNCTION
文)の後に手続きのソースファイル名を含んだコメントを追加します。 - -module=X
- 生成するモジュール(手続き引用仕様を含んだもの)の名前を指定します。
デフォルトは‘
interfaces
’です。 - -otype=type
- 必要とされる出力ファイルの型をtypeにします。typeは以下のいずれかでなければなりません。
include (インクルードファイル), module (新たに作成されたソースファイルに含まれるFortranモジュールの生成 デフォルトは-otype=moduleです。
- -nocmt_generation
INTERFACE
文の前にどのようなコメントも追加しません。- -nocmt_provenance
- 手続きの見出しの後にどのようなコメントも追加しません。 これはデフォルトです。