Fortran 2003 入門

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8.10 無指定文字長

文字ポインタもしくは割付け変数の長さを無指定(長さをコロン:と指定)と宣言することが可能になりました。
例:
  CHARACTER(LEN=:),POINTER :: ch
無指定ポインタ(もしくは割付け変数)の長さは割付け時(次のセクション参照)もしくはポインタ結合時に決定されます。
例:
  CHARACTER,TARGET :: t1*3,t2*27
  CHARACTER(:),POINTER :: p
  p => t1
  PRINT *,LEN(p)
  p => t2
  PRINT *,LEN(p)
この例では最初に3が出力され、次に27が出力されます。 長さが無指定の遊離状態ポインタに対しLENを調べることは許されていません。

無指定長は特に型付き割付け、元指定割付け、スカラ割付け、自動再割付けなどの新機能と併用したときに特に有用です。


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