Fortran 2003 入門

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6.4 IEEE_FEATURESモジュール

IEEE_FEATURESモジュールは構造型IEEE_FEATURES_TYPEとIEEE機能を示すその構造型の定数を最大11個定義します。

IEEE_DATATYPE IEEEデータ型が利用可能かどうか
IEEE_DENORMAL IEEE非正規化値が利用可能かどうか (*)
IEEE_DIVIDE 除算がIEEEで必要とされる精度を持っているかどうか (*)
IEEE_HALTING 停止制御がサポートされているかどうか
IEEE_INEXACT_FLAG 不正確な例外がサポートされているかどうか (*)
IEEE_INF IEEEの無限大(正、負)が利用可能かどうか (*)
IEEE_INVALID_FLAG 無効例外がサポートされているかどうか (*)
IEEE_NAN IEEE非数(NaN)が利用可能かどうか (*)
IEEE_ROUNDING すべてのIEEE丸めモードが利用可能かどうか (*)
IEEE_SQRT SQRTがIEEE標準に準拠しているかどうか (*)
IEEE_UNDERFLOW_FLAG アンダーフローフラグがサポートされているかどうか (*)

(*) 最低1つのREAL種別に対して

ユーザ手続きで必要とされるこれらの機能種別は、 USE文にONLY節をつけて明示的に参照される必要があります。
例:

  USE,INTRINSIC :: IEEE_FEATURES,ONLY:IEEE_SQRT

これにより指定された機能が利用可能で無い場合にはコンパイルが失敗するようになります。

IEEE_FEATURES_TYPE型はそれ自身ではあまり有用ではありません。


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