ここでは、Fortran 77(固定形式)の Fortran プログラムを Fortran 90(自由形式)に変換する方法を説明します。
Fortran 言語は、その歴史が 50 年以上と非常に長いため、過去に作成された計算プログラムが数多く存在し、今でも実際に利用されています。そして、過去に作成された計算プログラムの多くは、Fortran 77(固定形式)と呼ばれる古いプログラム形式で記述されています。
Fortran 77(固定形式)は、その昔パンチカードによってプログラムをコンピューターに入力していた時代の産物であり、現在のようにテキストエディタを自由に利用できるコンピューター環境にはそぐわない様々な制限があります。制限の例として、特定の列以降でないと文の記述が許されない点や、一行あたり 72 列までしか認識されない点などが挙げられます。これらの制限は、現在のコンピュータ環境においては全く不要な(そして、とても不便な)制限です。
現在 Fortran 言語には、Fortran 90(自由形式)と呼ばれる、現在のコンピューター環境に適したプログラム形式が用意されています。Fortran 90(自由形式)では、行のどの位置からでも文の記述を行うことができ、一行当たりの制限も 132 文字までとなるなど、Fortran 77(固定形式)の不便な制限が取り払われています。
将来にわたる保守性や拡張性を考慮するならば、Fortran 77(固定形式)で書かれた既存のプログラムを Fortran 90(自由形式)に変換しておくメリットは大いにあります。
利用例(固定形式を自由形式に変換する)
固定形式で書かれたソースプログラム test.f を自由形式で書かれたソースプログラム test.f90 に変換します。
Fortran Builder のメニューバーから「ツール > ソース整形の実行」を選択してください。
以下のように、自由形式に変換されたソースプログラム test.f90 が出力されます。
また、Fortran Builder のメニューバー「ツール > ソース整形の設定」から、インデントやマージンなど、変換後のスタイルを指定することができます。