Borland C++からnAGライブラリを利用

nAGではnAG FortranライブラリDLL版をBorland C++, version 5.0から呼び出せるかどうかのテストを選択されたルーチンに関して行いました。 その結果Borland C++コンパイラからnAGのDLLは利用可能であると判断しました。 BorlandインポートライブラリはnAGライブラリと共に提供されませんが以下のようにして作成することができます:
 impdef name.def name.dll
 implib name.lib name.def

ここでnameはnAG DLLの名前を示します。(例:nAGAC) 1行目の文でmodule定義ファイル name.def を生成します。 2行目の文では生成されたモジュール定義ファイルよりインポートライブラリ name.lib を生成します。 IMPDEFに関する警告メッセージが出力される場合がありますが問題ありません。

Cプログラムをコンパイルする際に -ps フラグを指定することで、nAG Fortran DLLとのリンクに必要な STDCALL 呼び出し規約が指定されます。 nAG Cライブラリ(DLL版)も Borland C/C++ より呼び出すことが可能です。nAG Cライブラリ DLLもBorland C++(version 5.2でテスト済み)でコンパイルされるC/C++コードから呼び出しが可能です。その際に以下の条件を満たして下さい:

  • nagcd_bc.libがインポートライブラリとして指定される必要があります。
  • nAG CライブラリDLLを呼び出す関数が_stdcallでコンパイルされている必要があります。
  • リンク時のオプションで序数での呼び出しを可能にして下さい。
  • non-incrementalなりンカーを利用してください。


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