nAG Fortran コンパイラでソース整形を行う

nAG Fortran コンパイラでは、自由形式のソース整形を行うことができます。特に、固定形式で書かれたソースプログラムに対しては、自由形式への変換ツールとしてご利用いただけます。

コマンド

nagfor =polish [option]... file...

オプションの詳細は「nAG Fortran Compiler, Release 7.2 マニュアル - 2.24 ソース整形」をご参照ください。

利用例(固定形式を自由形式に変換する)

固定形式で書かれたソースプログラム fixed.f をソース整形し、自由形式で書かれたソースプログラム free.f90 に変換します。

[ fixed.f ]

      PROGRAM MAIN
      DO 20 I = 1, 5
      DO 10 J = 1, 3
      DO 10 K = 1, 6
      ITEMP = I + J**2 - K
      ISUM = ISUM + ITEMP
   10 CONTINUE
   20 CONTINUE
      WRITE (6, *) 'ISUM = ', ISUM
      END

コマンドラインから、以下のコマンドを打ち込んでください。

nagfor =polish -o free.f90 -margin=0 fixed.f

以下のように、自由形式に整形されたソースプログラム free.f90 が出力されます。

[ free.f90 ]

Program main

  Do i = 1, 5
    Do j = 1, 3
      Do k = 1, 6
        itemp = i + j**2 - k
        isum = isum + itemp
      End Do
    End Do
  End Do
  Write (6, *) 'ISUM = ', isum
End Program main
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