nAG Fortran コンパイラ 7.2 マニュアル

 
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4.4 fppオプション

-c_com={yes|no}
デフォルトではCスタイルのコメントが認識されます。 オフにするには-c_com=no と指定してください。
-Dname
プリプロセッサ変数name1と定義します。 fppコマンド行に-Dname=1 オプションが指定された場合、あるいは 入力ファイル中に
#define name 1
という行が現れた場合と同じ効果を持ちます。
-Dname=def
name#define指示文で指定されたと同じように定義します。 これは入力ファイルの先頭に
#define name def
という行が置かれた場合と等価です。 -D オプションは-U オプションよりも低い優先度 を持ちます。 従って同じ名称が-U オプションと-D オプション 双方で使用された場合、当該名称はその指定順序によらず未定義となります。
-e
最大132文字長までの拡張ソース行を許容します。
-fixed
入力ソースが固定形式であることを指定します。
-free
入力ソースが自由形式であることを指定します。
-Ipathname
名前が‘/’で始まらない#includeファイルをサーチするた めのディレクトリの一覧にpathname を追加します。 #includeファイル名が二重引用符("...")に囲まれていた場合、 #include行を持ったファイルのディレクトリが最初にサーチされます。 ファイル名が括弧<...>で囲まれていた場合にはこのディレクトリはサー チされません。 次に-I オプションで指定されたディレクトリが、最後に標準 リストから得られるディレクトリがサーチされます。
-M
makefile依存関係のリストを作成し、それを標準出力に書き出します。 このリストは、入力ファイルから生成されるオブジェクトファイルが入力 ファイルのみならず、参照されるincludeファイルにも依存していることを 示します。
-macro={yes|no_com|no}
デフォルトではマクロはどこにあっても展開されます。 コメント中でのマクロ展開を抑止するには-macro=no_com を、マクロ展開を全く行わないようにするには-macro=no を指定します。
-P
行番号設定用の指示文を出力ファイル中に書き出さないようにします。 行番号設定用の指示文は次のような形をしています。
#line-number file-name
-Uname
name に対する初期定義をすべて除去します。ここにname は特定のプリ プロセッサによりあらかじめ定義されたfpp変数を意味します。 以下に示すのは事前定義される変数(システムアーキテクチャに依存)リストの 一部です:

Operating System: unix, __unix and __SVR4;
Hardware: sun, __sun, sparc and __sparc.

-undef
あらかじめ規定されたすべての記号に対する初期定義を除去します。
-w
警告メッセージを抑止します。
-w0
警告メッセージを抑止します。
-Xu
それが文字列定数中にある場合を除き、すべての大文字を小文字に変換します。 デフォルトではこの変換を行いません。
-Xw
固定ソース形式の場合に限り、ブランクを無意味なものとして扱います。 fppのデフォルトではソース形式がどちらであれ、ブランクは有意なものとして扱われ ます。
-Ydirectory
#includeファイルをサーチする際、標準のディレクトリリストではなく指定さ れたdirectory を使用するようにします。
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