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8.23 文字セット

複数文字セットに対するサポート、特にUnicode(ISO 10646)に対するサポートが改善されました。

デフォルトの文字セットとしては小文字とすべての7ビットASCII印刷可能文字を含むことが必須となりました。

OPEN文とINQUIRE文のENCODING=指定子については入出力セクションで記述されています。

新しい組込み関数SELECTED_CHAR_KIND(NAME)が追加されました。 この関数は名前付き文字セットに対する文字種別を、 もしくはその文字セットに文字種別が何もない場合には−1を返します。 標準文字セット名はデフォルトの文字種別の場合が'DEFAULT'、 7ビットASCII文字セットの場合は'ASCII'、UCS-4(32ビットUnicode)文字セットの場合は'ISO_10646'です。 名前には大文字小文字の区別がありません。 UCS-4文字を要求する方法は標準化されていますが、 コンパイラがそれをサポートすることは必須ではないことに注意して下さい(サポートしていない場合には−1が返されます)。

ある種別の文字の値をそれとは異なる種別の文字の値に対し代入することは、 その各々がデフォルト文字、ASCII文字、UCS-4文字のいずれかである場合に許されます。 UCS-4文字変数への代入、もしくはUCS-4文字変数からの代入は、元の値を維持します。

UCS-4文字種別の変数に対する内部ファイル入出力は(その種別が存在する場合に) 許されます。これには数値変換(例えばE編集記述子)、デフォルト文字とASCII文字間での変換も含まれています。 同様にデフォルト文字、ASCII文字、UCS-4文字の値をUTF-8ファイルに書き出したり読み込むことは許されていて、値は維持されます。

最後に、(文字をASCII文字セットに変換するための)組込み関数IACHARはどのような種別の文字も受け付けます (Fortran 95ではデフォルト種別のみでした)。

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